当院の透析の特徴
最先端のオンラインHDFとiHDF
私たちの施設では、患者様により良い透析治療をご提供するために、オンラインHDF の治療を行っています。通常の透析と比べて関節痛、下肢のイライラ感、皮膚のかゆみなどの改善効果が期待されます。
オンラインHDFで期待できる臨床効果
- 透析アミロイド症の発症や進展の抑制
- イライラ感、下肢のむずむず感などの改善
- 腎性貧血の改善
- 栄養状態の改善
- 透析中の血圧安定
専門医による診療
当院の各医師は、総合内科専門医、透析専門医、腎臓専門医、糖尿病専門医、リウマチ専門医、循環器専門医等を取得しております。専門性を生かし、各疾患に対して最新のガイドラインに沿った診療を行っております。ガイドラインに未掲載の治療に関しては、最新の研究成果に基づいて総合的に判断しております。常に新しい医療情報・技術を取り入れ、十分な説明をした上で納得のできる医療の提供を目指しております。いつでもお気軽にご相談ください。
シャント検査とシャントPTA
シャントは、狭くなったり(狭窄)、つまったり(閉塞)することがあります。当院ではシャント閉塞を予防するために、エコー(超音波診断装置)を用いて定期的にシャントの検査を行い、狭窄が認められればクリニックでエコーガイド下のシャントPTAを行います。手術が必要な場合は、経験豊富な院長が赤羽東口病院で行います。シャント専門の医療機関等へご紹介することもあります。
エコー下穿刺
エコー下穿刺とは、エコー(超音波診断装置)を用いて血管を画像で確認しながら穿刺する方法です。穿刺することが難しい穿刺困難な患者さんとって穿刺は大きなストレスです。
当院では、このような患者さんの負担を軽減するためエコー下で穿刺を行っています。
フットケア
透析患者さんは動脈硬化や血管の石灰化により、足の血流が悪くなりやすいといわれています。足に傷ができ、細菌感染した場合、足の切断につながる可能性があります。
患者さんの足を守るため、糖尿病重症化予防研修を終了した看護師によるフットケアを定期的に行っています。
透析中の運動療法
透析治療中に、ベッドに寝た状態で自転車こぎする「エルゴメーター」での有酸素運動です。患者さんに応じて20~40分間ほど「楽にできる」~「ややきつい」と感じる程度の強度で行います。
運動療法で期待される効果
- 改善
心臓の働き 運動能力、疲れやすさ
睡眠 不安・うつ 生活の質 - 透析効率の向上
- 寿命の延長
管理栄養士による栄養指導
正常な腎臓は1日24時間働いていますが、血液透析は週3回、1回当り3~5時間程の治療です。透析で全ての腎臓の働きを代行できるものではありませんので、日々の食事管理による調整が必要となります。
当院では患者さん、ひとりひとりに合わせた具体的なご説明を管理栄養士が対応しております。
入院や検査は系列病院で速やかに対応
関連病院である東京北部病院にて入院透析が可能です。また、MRI・CT・超音波検査・心臓血管造影などの検査が受けられ、合併症に対してトータルケアを提供しております。その他、他院をご希望の方は希望病院へご紹介します。
介護施設との連携
当クリニックのアメニティやサービス
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ご自宅やご入居施設への無料送迎サービス
日々の透析治療を患者様に支障なく受けていただけるよう、無料送迎サービスをしています。全台、車いす対応の送迎車になります。
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無料で手作り弁当
「しっかり透析してしっかり食べて痩せを防ごう。」こんな想いから昼食のお弁当を無料で提供しています。お弁当は関連病院の管理栄養士が献立を考え、厨房で手作りされたものです。スタッフも食べています!
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モーター電動ベッド
車椅子やご高齢な患者様に優しい、電動で高さ調整が可能な3モーター電動ベッドも採用しています。
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テレビとWi-Fi
全ベッドにテレビ(有料)が搭載されております。またリモートワークも可能な Wi-Fi(無料)が設置されています。
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更衣室
更衣室では、患者さん専用のロッカーが準備されています。
希望があれば透析治療を受けやすい衣服にお着替えください。
(着替えをご希望されない方はそのままの衣服でも結構です。)
透析設備のご紹介
透析治療の安全性の確保と、最新の治療方法を提供できる体制を整えています。
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超透析用水作製装置
ダイセン・メンブレン社製 FC-REシステム水道水からRO膜を通して不純物を除去し「透析用水」を作製します。
タンク以降の熱水消毒機能や透析用水中の菌やエンドトキシンを阻止する中空糸型限外ろ過膜(MOLSEP ®)を搭載しています。 -
全自動透析液溶解装置
日機装社製 DAD-50Siクリーンな透析原液を自動で作製します。
HEPAフィルタを搭載した空間の密閉回路内で薬剤を溶解するため、空気中の浮遊物・微生物の混入を防止し、透析液原液を極めて衛生的に作製します。 -
多人数用透析液供給装置
日機装社製 DAB-50Si透析用水作製装置で作成された透析用水と透析液溶解装置で作成された透析原液を連続希釈方式で調製し、常に新鮮な透析液を各ベッドサイドの多用途透析監視装置へ供給します。
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多用途透析監視装置
日機装社製 DCS-200Si清浄化された透析液でオンラインHDFやi-HDF治療が可能な装置です。
また、循環血液量変化率(ΔBV)やバスキュラーアクセス再循環率など、モニタリング機能を搭載し、患者さんの状態の変化を察知して未然に予防することも可能です。 -
微粒子濾過フィルタ「ETRF」
透析液の清浄度をより一層高めるエンドトキシン捕捉フィルタです。全ての透析監視装置にETRFを2連で装着しています。
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透析支援システム(日機装 FutureNetWeb+)
最新の透析支援システムを導入し、安全な透析治療と業務の効率化を実現しています。
効率化によって短縮できた時間は、患者さんと接する時間へ割いています。