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外来透析導入

外来透析導入のご案内

当院では、慢性腎不全により透析治療が必要と診断された方に対し、安心して透析生活を始めていただけるよう、外来透析導入を行っております。

腎機能が著しく低下すると、体内に老廃物や余分な水分が蓄積し、生命を維持するために人工透析が必要となります。

通常、透析導入は1〜2週間程度の入院で行われることが多いですが、当院では、全身状態が安定しており必要な条件を満たしている方については、外来での透析導入が可能です。

生活スタイルや背景(仕事、家庭、介護環境など)を考慮しながら、日常生活をできる限り維持できる形での導入を心がけています。必要な検査や説明、シャント作製なども外来で段階的に実施し、治療に対する不安を軽減できるよう努めています。

当院での外来透析導入の流れ

1

紹介・ご相談

かかりつけ医や病院からのご紹介、またはご自身でのご相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。

2

診察・検査

医師の診察のうえ、必要な血液検査や画像検査(心臓超音波、胸部レントゲンなど)を行います。

3

透析導入の説明

透析の方法、治療のスケジュール、生活への影響、費用などについて、ご説明いたします。

4

シャント作成

シャント(バスキュラーアクセス)の作製手術を当院関連施設(赤羽東口病院)で、日帰りで行います。

5

外来透析導入

当院で透析を段階的に開始し、体調に合わせて安全に慣れていただきます。

6

外来透析の継続

外来透析として定期的に通院していただきます。送迎サービスや生活支援についてもご相談ください。

外来透析導入をおすすめの方

  • 就労中であり長期の入院が社会生活に支障をきたす場合
  • ご高齢であり入院によって認知機能や筋力の低下が懸念される方
  • 入院によりADL(日常生活動作)の低下が予想される方

外来透析導入が困難な方

  • 末期腎不全の症状があり、入院での透析導入が望ましい場合
  • 急性期疾患に対し入院治療が必要な方
  • 計画的なシャント(バスキュラーアクセス)作製にご同意いただけない方

地域の医療機関の先生方へ

当院では、外来での透析導入をご希望の方に対して、安全性と生活の質の維持を重視した導入体制を整えております。ご紹介や事前相談をご希望の際は、お気軽にご紹介下さい。